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お役立ちコラム

腎臓病には緑茶よりほうじ茶がおすすめの理由

慢性腎臓病は、病気の進行を抑えたり腎臓の負担を軽くするために、食事療法が行われます。食事療法をしていくうえで、日々の食べ物には気を使うけれど飲み物のことは忘れがちになってしまう…水がいいのは分かっているけれど、別の飲み物も欲しい…という方もいるのではないでしょうか?
腎臓病の食事療法は、タンパク質や食塩などさまざまな制限があります。ではその制限の中で普段は何を飲めばいいのでしょうか?

普段からお茶を飲んでいる方なら、玉露よりほうじ茶がおすすめです。それにはある栄養素が深く関わっています。
ここでは腎臓病で食事制限をする際に気をつけるべき栄養素や、負担の少ない飲み物をご紹介します。

 


腎臓病の食事制限とは

腎臓病では、食事療法を取り入れることがあります。
腎臓に負担を少なくするような食事により、病気の進行を抑え、高血圧のような合併症を予防するために行うものです。

食事療法は病気の症状や腎臓の状態によって、医師から出された指示に合わせて行います。
腎臓病の食事制限では、以下のようなことを指示されます。

・タンパク質の制限
・食塩の制限
・カリウムやリンの制限 …など

 

医師の指示に従わず間違った食事制限を行うと、病状は改善されず、悪化させてしまうこともあります。
実際に食事療法を行う場合は、必ず主治医の指示に従い、相談しながら行わなければなりません。

 

腎臓の負担を少なくする飲み物

食事制限で注意しなければならないのは、食べ物だけではありません。飲み物でも腎臓の負担を少なくする必要があります。
常に水を飲めばいいのですが、それではあまりにも味気なく、風味のあるものも飲みたくなるでしょう。しかし食べ物同様、タンパク質やリン、カリウムを制限しなければなりません。
ではどのようなものなら、飲んでも問題ないのでしょうか?

ここでさまざまな飲み物のリン・カリウム・タンパク質の含有量を確認してみましょう。


《飲み物のリン・カリウム・タンパク質含有量》

 

リン(mg)

カリウム(mg)

タンパク質(g)

玉露

30

340

1.3

煎茶

2

27

0.2

ほうじ茶

1

24

微量

玄米茶

1

7

0

ウーロン茶

1

13

微量

紅茶

2

8

0.1

梅酒

3

39

0.1

缶チューハイレモン風味

微量

13

0

純米酒

9

5

0.4

ビール

15

34

0.3

牛乳

93

150

3.3

コーヒー

7

65

0.2

ミルクココア

240

730

7.4

スポーツドリンク

0

26

0

青汁、ケール

270

2300

13.8

豆乳

49

190

3.6



参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
食品成分データベース(https://fooddb.mext.go.jp/index.pl)

 

赤字の部分は、注意が必要な比較的高い数値のものです。
ただしそれぞれの栄養素を、1日にどれぐらい摂取してもいいのかは、体重や血液検査結果の数値などでも変わってきます。
医療機関で言われる摂取可能な数値を把握しておくことも必要です。

 

腎臓病の人はタンパク質の摂取量を調整する

乳製品などは、タンパク質が多く含まれます。
そのことからも・牛乳・ミルクココアのようなタンパク質を多く含む乳飲料は、なるべく避けるようにしましょう。

表を見て分かるように、タンパク質の多い飲み物は、リンやカリウムも多い傾向があります。
飲み物だけでなく、食べ物にも言えることですが、タンパク質の摂取量を抑えることで、リンやカリウムの摂取も抑えられると言えそうです。

そんな中で、タンパク質の量はそこまで多くないにもかかわらず、リン・カリウムの数値が高い飲み物があります。
それが「玉露」です。

 

腎臓病の人は玉露よりほうじ茶

また日常的に、緑茶を頻繁に飲む方も多いでしょう。緑茶と言えば玉露が思い浮かぶのではないでしょうか?
図を見ても分かるように、玉露にはタンパク質はほとんど含まれていません。しかし意外と、リンやカリウムの量が多く含まれていることが分かります。
そのため同じお茶でも緑茶よりも、ほうじ茶や玄米茶などの方がおすすめです。

ただし腎臓病の場合、水分の制限が必要な場合もあります。
その場合は、摂取する量もしっかりと管理するようにしましょう。


またおなじほうじ茶・玄米茶でも、製品の種類によって栄養素の含有量も変わってきます。
実際の製品の成分表示を確認し、分からないことがあれば、必ず主治医に相談するようにしましょう。

 

老人ホーム・高齢者施設で腎臓病の食事制限をするなら

飲み物に限らず、腎臓病の食事制限には気を使います。
タンパク質やカリウムを制限した味の薄い食事は、とても味気ないものです。できればおいしく、食事が楽しくなるようなメニューを考えたいですね。
毎日の食事作りが大変で困っているという方は、市販品や調理サービスに依頼する方法も検討してみてはいかがでしょうか。

「ミールイノベーション」は、老人ホーム・高齢者向けの調理済み食材を東京・埼玉・千葉を中心に全国対応で、ご提供する会社です。
もちろん腎臓病食や糖尿病食にも対応しています。
ご興味のある方は「ミールイノベーション」までお気軽にご相談ください。

 

まとめ

腎臓病の食事制限では、飲み物にも注意が必要です。
ご紹介したように、よく飲まれる「玉露」は、腎臓病の人には不向きな飲み物と言えます。
お茶を飲むのであれば、「ほうじ茶」のようなリンやカリウムの少ない飲み物がおすすめです。

今回は一般的な例をご紹介しましたが、実際の食事制限は人それぞれ違ってきます。必ず主治医の指示に従って進めましょう。

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