03-5288-592603-5288-5926

お役立ちコラム

栄養バランスの良い献立を考えるポイントは?

毎日の食事ってとても大切ですよね。食事は食べる楽しみでもありますが、体に必要な栄養を摂って健康を維持するために欠かせないものです。
ただ、高齢になると、こうした栄養バランスの良い食事をとることが難しくなります。
それは身体能力の低下や、環境の変化などいくつか理由があるからです。
しかし、ポイントを押さえておけば、高齢者もバランスの取れた食事が可能です。
ここではそのポイントをお話ししておきましょう。

高齢になるとなぜ栄養バランスが悪くなるの?

高齢になると栄養バランスが悪くなる、その理由を考えてみましょう。
まず、年齢を重ねると、筋肉や骨など体の中の細胞数が減少します。
若いころに比べると、細胞の数が減るということもそうですが、細胞の数自体が増えにくくなるので、代謝量が減ってエネルギー消費量も減ってくるのです。
体を動かすことも減ってしまうので、お腹がすきにくくなります。
そのため、食事量も少なくなりがちなのです。
さらに追い打ちをかけるように、味覚の低下や歯の欠損、飲みこむ力の衰退も起きます。
こうして、直接食べることに対しての機能が悪くなっていくのです。
また、毎日の食事がしっかり摂れていたとしても、吸収する力が落ちてしまうので、結果として栄養バランスが崩れてしまいます。

肥満にも注意が必要

また、肥満というのも、高齢には起こりやすいことです。
食事量が少ないのに肥満?と思うかもしれませんが、エネルギー消費がうまくいかない状態だと、栄養バランスの悪い食事や食べ過ぎによって、肥満を起こしやすくなるのです。
肥満なのに運動量が少ないと、悪循環となって最終的に様々な病気の原因になってしまいます。
高齢者に限ったことではないのですが、栄養と運動のバランスということが重要ということでしょう。

外食は栄養バランスが悪い?

外食というと、昔は脂っこいメニューが多いので栄養のバランスが悪いといわれていましたね。
「外食=体に悪い」というイメージが強かったのではないでしょうか。
ですが最近では、メニューごとにカロリー表記がされていることも多く、何を使ってどのくらいの栄養バランスなのかがわかるようになってきています。
さらに、栄養バランスの取れたメニューも豊富になっているので、毎日の食事に取り入れるのもおすすめです。
食事は毎日欠かせないものですし、自分で作るとなるとどうしても面倒になることってありますよね。
そんなときの気分転換として、外食は有効ですし、おいしいかったメニューは、自分で作ってみようという気持ちにもなれます。
毎日頑張っている自分へのご褒美として外食をするのもいいですし、持ち帰りメニューが多くなっている店も多いので、自宅でゆっくり食べるというのもいいかもしれませんね。

カレーは栄養バランスが良いメニュー!

カレーが苦手という人は少ないでしょう。
それだけ私たちの食生活にカレーは溶け込んでいるのです。
実はこのカレー、栄養バランスの良いメニューだということをご存じでしょうか。
カレーには数多くのスパイスが使われていて、そこには鉄分やビタミン、食物繊維などが含まれています。
さらに、カレーには肉や野菜を使いますし、ごはんと一緒に食べることで糖質もしっかりと摂ることが可能です。
一皿で多くの栄養が摂れるメニューとして、カレーはとても優秀なのです。
また、カレーを食べるときには、副菜の存在もポイントです。
生野菜のサラダは、カレーだけでは補えないビタミン類が摂取できますし、らっきょう漬けは消化を促進する働きがあります。
塩分の排出も手伝ってくれるので、欠かせないお供といえるかもしれませんね。

栄養バランスが良い献立のポイント

高齢になってからの食事は、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。
栄養バランスの取れた献立の考え方の基本は「主食+主菜+副菜+汁物」ですが、副菜はもう1品あってもいいでしょう。
イメージとしては定食屋さんのメニューを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
もっと細かく計算して献立を考えたい場合には、4群点数法を参考に、各群からバランスよく点数を計算するのがおすすめです。
しかし、これは根気のいることですから、まずはパターンを決めて作りましょう。
例えば、曜日によって主菜を肉・魚を決めておくこともおすすめ。
大切なのは、単品ばかりの食事にならないように気を配ることです。

食欲がないときは無理をしない

食欲がないときまで、必死に栄養バランスを保とうとするのには無理があります。
食事を抜くのはよくないので、食べられそうなものを少しでも取り入れましょう。
食欲がないときでも、食べたいと思うものがあれば、それは体が欲している証拠です。
栄養バランスが取れないと思うかもしれませんが、元気がないときにはまずは食べたいと思うものを摂ってみましょう。
体調が戻ればまた元の食生活に戻せるわけですから、調子の悪いときには自分とよく相談することがポイントです。

まとめ

毎日の食事は栄養バランスを考えた献立を考えましょう。
ただし凝りすぎると、作ること自体のハードルが上がってしまいます。
作りながら栄養のバランスを考えると取り掛かりやすいでしょう。
主菜を作り、副菜を作り、そのときに足りないものはないか確認し、不足していたら副菜を1品程度追加するという具合です。
楽しくおいしく食事ができるのが一番ですので、そのための工夫を試してみることをおすすめします。
自分で用意するのが大変な場合は、給食サービス、調理済み食材のサービスの利用も検討してみましょう。

お問い合わせ
pagetop