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高齢者のダイエットにはどんな食事が良い?運動も必要?

高齢者のダイエットにはどんな食事が良い?運動も必要?
高齢になると痩せやすい、これは一昔前の話です。食事摂取量が減ってしまうのでダイエットを考えなくても痩せるはずと思う人がいたとしたら、それはちょっと危険かもしれません。実は高齢者は太りやすいのです。しかも肥満と一言で言っても、見た目が太っていることに限らず、内臓脂肪が多くなるケースもあり、それが原因で様々な病気を引き起こす可能性が高くなっています。では高齢者のダイエットにはどんな食事が適しているのでしょうか。

高齢者が肥満になりやすいのはなぜ?それはいけないの?


高齢者は肥満になりやすく、大きな問題となっています。
では、なぜ高齢者は肥満になりやすいのでしょうか。
まず、年を取ってくると体の代謝機能が低下します。
また、体を動かす機会も減少するので、食事をしたものがしっかりと消化吸収されなくなるのです。
つまり体の中のエネルギーがしっかりと使われないまま、次の食事でまたエネルギーが蓄積されることになります。
その結果として、肥満になってしまうことが考えられます。
そして怖いのは、肥満は様々な病気の原因になることです。
高齢になると筋肉量や骨密度も低くなるので、体を支える部分つまり関節に大きな負担がかかります。
膝や股関節の痛みが出やすくなりますし、痛みでますます運動量が減って悪循環になってしまうことも多いのです。
さらに、基礎代謝機能の低下は、糖尿病や動脈硬化、高血圧や心筋梗塞など、命もかかわる病気の原因にもなります。

高齢者もダイエットが必要?


高齢者の場合には、目に見えない部分の肥満ということも考えられます。
もちろん高齢者に限ったわけではありませんが、内臓脂肪は外見から分かりにくいこともあり、気づかないうちに増えていることも。
そこで有効なのが、ダイエットによる食事のコントロールです。
ダイエットというと食事制限が頭に浮かびますが、高齢者の場合、食事を抜くなどの急激な食事制限は避けたいところ。
なぜなら、エネルギー不足や筋肉量の低下を招き、骨折や体調不良が起こってしまう可能性があるからです。
自分が肥満なのかどうかは、BMI(ボディマス指数)を計算してみるといいでしょう。
BMIは、体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)で計算することができます。その数値が25以上になると肥満といわれており、一定の目安になるでしょう。
自分のBMIを定期的に計算することは、健康管理としてはとても重要ですから、ダイエットをするかどうかの判断材料として使うこともできるでしょう。

高齢者のダイエットを考えた食事とは


高齢者のダイエットについては、毎日の食事に気を付けたいところです。
例えば、ダイエットだからといって食事を抜くのは、どこかでドカ食いをしてしまうことが多いので、避けましょう。
特に夕食にたくさん摂取してしまうと、肥満の原因になりかねません。
ダイエットは食事を抜くのではなく、バランス良く食べることが大切なのです。
また、早食いにも注意しましょう。
高齢者の場合、意識していなくても早食いになる傾向は強いです。
ゆっくりよく噛んで食べることを意識して食事をすると、食べ過ぎを抑えることができますし、エネルギー消費も増えると言われています。
そして、脂質の摂りすぎにも気を使いましょう。
野菜やキノコ・海藻類を多く使った食事は、カロリーも低くダイエット食としてはおすすめです。
さらに、間食も控えたほうが無難です。
水分は控えてしまうと脱水になってしまうので、甘くない飲み物をしっかりと摂りたいものです。

高齢者のダイエットに必要な運動は?


高齢者のダイエットは食事だけでなく運動も大切です。
運動=走る・トレーニングをするなどもイメージがありますが、高齢者の場合には、そこまですることは難しいですし、無理は禁物です。
おすすめは、ウオーキングです。
ウオーキングは有酸素運動で、体への負担も少ないことから、高齢者のダイエットには最適です。
体脂肪は20分以上の有酸素運動を続けることで燃焼が始まるので、ウオーキングを30分することでダイエット効果も得られるはずです。
普段から体を動かす習慣がない人には、30分も歩くことはつらいかもしれませんから、最初は短い距離から歩いてみましょう。
毎日行う必要はなく、週3回を目安に始めてください。
あまり深刻に考えず「やってみようかな?」というくらいの気持ちで取り掛かってみましょう。
周りの景色をゆっくり眺めてみると、普段か気づかなかったことが発見できるかもしれません。
ウオーキング後は意外とすっきりした気分になれるかもしれませんよ。
もちろん好きなスポーツをして体を動かすのもいいですが、息が上がるほどの運動はダイエットには向いていないので、ウオーキングを習慣にすると一石二鳥といえるでしょう。

まとめ


高齢者のダイエットは、食事と運動の両方をうまく取り入れると効果的です。
食事量を減らすことがストレスになりやすいですし、その反動で食べ過ぎてまた太ってしまうということでは逆効果ですよね。
適度に体を動かしてバランスの良い食事をする、これでダイエットができれば体にとっても良い結果が得られるのではないでしょうか。

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