03-5288-592603-5288-5926自分の親が、介護が必要な状態になったときに、老人介護施設を検討する、こういったケースは少なくありません。
ですが、一言で老人介護施設といっても、いろいろな種類があり特徴も様々です。
もちろん、かかる費用も違いますから、利用を考えたときには、少しでも施設の情報を把握しておくと、その後の施設選びにも役立つのではないでしょうか。
今回は、老人介護施設の種類や特徴、費用の目安などをお話ししましょう。
老人介護施設には、「公的施設」と「民間施設」とがあって、合計で11種類あります。
公的施設とは、運営しているのが地方自治体や社会福祉法人・医療法人などの公的な団体で、介護保険施設とも呼ばれています。
具体的な施設は、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型施設・軽費老人ホーム・ケアハウスです。
そして民間施設は、文字通り民間の団体が運営している介護施設となります。
具体的な施設は、サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）・介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・グループホーム・健康型有料老人ホーム・高齢者向け分譲マンションがあります。
これらの施設は、それぞれ入居の条件が違いますし、介護度によっても入ることができるところと、そうでないところがあります。
まずその前に、老人介護施設と老人ホームの違いについても簡単にお話ししておきましょう。
老人介護施設は文字通り、日常生活の中で必要な介護サービスを受けることができる高齢者向けの施設です。
老人ホームは、高齢者が利用できる住宅や施設のことを指します。
ただし、厚生労働省では、この2つを特に定義しているわけではなく、高齢者向けの施設や住宅の中で、介護が必要な人が生活する場を、老人介護施設と呼んでいるのです。
では、公的施設と民間施設の違いについてお話ししましょう。
この2つは運営している団体が違います。
公的施設は、地方自治体や社旗福祉法人、医療法人などの公的な団体が運営している施設ですし、民間施設は民間の企業などが運営している施設です。
公的施設の場合、介護度が高い人や低所得者を支援する傾向があります。
代表的なのは、特別養護老人ホームで、入居条件として、要介護度3以上でなければならないという決まりがあります。
民間施設は、サービス重視といった傾向があります。
レクリエーションなどを含め、個人のニーズを満足させてくれるサービス内容が多く、その分公的施設に比べて費用が高めになっています。
老人介護施設では、その施設によって費用は違います。
公的施設である特別養護老人ホームや、老人保健施設では、月々の生活費用の支払いのみですが、民間施設やケアハウスなどは、入居一時金や保証料、月々の生活費用などが必要になります。
入居一時金は、介護付き有料老人ホームや介護型のケアハウスで必要になっていて、その金額も数十万から数百万と、かなり開きがあります。
健康型有料老人ホームや、高齢者向け分譲マンションなどでは、入居一時金がかなり高いので、入居を検討する場合には大きな金額の準備が必要といえるでしょう。
また、保証料というのは、一般型のケアハウスのように、入居の際に支払う、賃貸でいえば敷金のような扱いで、退去の際の修繕などに使われます。
要介護度によっても負担金額は変わりますし、生活の中に介護サービスが含まれず外部の業者と契約する手続きが必要な施設もあります。
こうした費用は、老人介護施設の種類によって全く違うので、入居を考えたときには具体的な金額を計算してみると良いでしょう。
老人介護施設を探すときには、まず、公的施設か民間施設かを選択する必要があります。
要介護度が高い場合には、特別養護老人ホームなどを検討できますし、費用も比較的安く済むのでそういった面では安心です。
ただし、費用が安いということは、その分提供できるサービスにも限度があるということです。
また、民間施設で比較的費用が安いと思っても、その施設では介護サービスの提供がなく、外部と契約をしてその分を費用に上乗せし、結果的に高くなってしまうということもあります。
さらに、老人介護施設に入居したときには比較的元気だったのに、途中で体調を崩し要介護度が高くなった途端、退去を求められたというケースもあります。
その介護老人施設が、ずっと入居できるところなのか、途中で退去しなければならないのかということも頭に入れておきましょう。
特別養護老人ホームの順番待ちということで、老人保健施設や他の施設を利用するという方法もあります。
その他には、施設で提供される食事にも注目したいものです。
味はもちろんのこと、好みや食べやすさ、栄養バランスや行事食の有無など、食事は毎日のことですから、気を配ってくれているのか確認しましょう。
老人介護施設の種類や、どの施設を選んだら良いか自分では判断できない場合には、地域包括センターのケアマネージャーに相談するということも大切です。
専門家のアドバイスは、参考になること間違いなしでしょう。
介護老人施設は、たくさんの種類がありますが、どの施設でも提供されるのが食事です。
健康に配慮したおいしい食事作りは、どの施設でも工夫していますが、正直なところスタッフの負担も大きいのではないでしょうか。
当社では、こうした施設に調理済み食材を提供するサービスを行っております。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
お待ちしています。
