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お役立ちコラム

高齢者の食事介助。安全な姿勢と3つの注意点を完全解説!

高齢者の食事の介助をする際に気を付けなければならないのは、「誤嚥」や「窒息」です。それらの危険を少しでも減らすためには、姿勢や座る角度が重要です。高齢者の介助で難しいのは、誰一人として同じ状態の人はいないという点です。介護食には、一人ひとりに合った食事方法やメニューがあります。同様に食事の姿勢も個々の状態に合わせなければなりません。
自由に出歩くことのできない高齢の方にとって、食事は生きるためだけでなく一日の中での楽しみでもあります。好きなものを楽しく食べてもらうためにも、適切な姿勢で食事できるよう介助してあげたいですね。
ここでは食事の介助をする際に気を付けるポイントと、安全な姿勢についてご紹介します。

 

高齢者の食事介助|安全な姿勢をタイプ別紹介

歳を重ねると噛む力や飲み込む力が衰え、通常の食事が困難になることがあります。
「噛む」「飲み込む」の機能がうまく働かなければ、誤嚥や窒息の危険もあり注意が必要です。

「噛む」「飲み込む」ことが難しくなった高齢者は、無理なく自然に食べられる姿勢で食事をしましょう。

椅子や車いす、ベッドなど食べる場所が変わっても、「頭をやや前傾」させ「姿勢をまっすぐに」座り、「足裏を床に着ける」という3点セットで考えましょう。
次は座る場所ごとに、取るべき姿勢をご紹介します。
こちらを参考に、一人ひとりに合った姿勢を取れるように調整しましょう。

 

椅子に座って食事をする際の姿勢

自分で椅子に座れる人であれば椅子に深く腰掛け、両足はぴったりと床につくようにします。
ひざと股関節はほぼ90度に曲がる椅子の高さが理想です。なるべく机との距離が近くなるよう、椅子を寄せて座ります。

テーブルの高さは、少し前傾姿勢になり肘を90度に曲げられるくらいがいいでしょう。あごは軽く引いた方が嚥下しやすくなります。
椅子からずれないように頭の後ろや背中にクッションをあてるなど臨機応変に対応します。

 

車椅子に座って食事をする際の姿勢

車椅子の場合も同様です。足が床につくようであれば、フットレストをたたんで、足を床につけて食事してもらいましょう。
リクライニングタイプの車椅子の場合は、椅子同様90度ぐらいまで起こしたいところですが、大変であれば本人の状態に合わせて45度以上の角度で無理のない体勢で食事をします。
45度以上あれば、自分で食事をとることもできます。

 

ベッドで食事をする際の姿勢

車椅子に座っていられない場合は、ベッドで食事をします。
ベッドでは、高齢者が大変でない角度までリクライニングを上げましょう。
腰から背中にかけて隙間ができないよう、しっかりとベッドに沿わせて座ります。
その際腰の位置は、リクライニングの折れ目の部分に合わせましょう。

首のあたりに枕やクッションをはさむと、首が安定します。
足はひざを軽く曲げて、その下に、クッションをはさむと楽です。

ではリクライニングの傾きによって、どのようなメリットがあるでしょう?

30度・60度で確認してみましょう。

 

リクライニングの角度が30度

全介助の高齢者で自力では座っていられない方や認知力が低下している方の場合、ベッドの角度は30度くらいに合わせます。
首が後ろに反って誤嚥しないように、クッションなどを挟みます。
食事は食欲がわくように、本人の視界に入る場所に置きましょう。

 

リクライニングの角度が60度

90度ではむせたり食事をこぼしたりしてしまう方、姿勢の保持がしにくく飲み込みに不安のあるような方が食べやすい角度です。
60度では30度に比べ喉を通っていく速度がやや早くなります。
そのため重力で食道に食べ物が入っていきやすくなります。

 

高齢者の食事介助|3つの注意点

高齢者の食事の介助には注意点があります。
次は食事をする方の姿勢と、介助者の姿勢に注目してご紹介します。

 

①足底を床に接地させる

足底を床に設置させての食事は嚥下する力の維持や改善が期待でき、姿勢が安定し体のずり落ちも防ぎます。
そのため椅子に座っているときはもちろん、車椅子やベッドで食事をする場合にも可能な限り設置させます。

車いすのフットレストは踏ん張りにくいため、たたんで床に足を付けましょう。
ベッドで食事をする場合は枕やクッション、バスタオルなどを重ねて足裏を支えます。

 

②介助者の位置と姿勢

自力で食事できない方の介助をする際は、座る位置にも気を配りましょう。
目の前に座ってしまうと、相手が委縮してしまうことがあるため、斜め前から目が合うよう椅子に腰かけます。
介助しやすいように右利きの介助者は対象者の右側から、左利きの介助者は左側から食事介助しましょう。

介助者が立って介助しようとすると高齢者は食べにくく、食事をこぼしやすい体勢になります。
顎が上がり、誤嚥の可能性もあるため、必ず高齢者と目線を合わせた高さで介助しましょう。

 

③食後の姿勢

ベッドの場合は、食後すぐにリクライニングを倒してしまいたくなりますが、逆流を防ぐために30分~1時間程度は体を起こしておきましょう。
のどに残った残渣を誤嚥するのも防ぎます。
最後に歯磨きや入れ歯のクリーニングも忘れずに行います。

 

まとめ

食事は、目・鼻・口など多くの器官を使います。上手に介助できれば高齢者は食べることが楽しみとなり、生きる喜びにもつながるかもしれません。
しかし介助が必要な高齢者は、座り方によっては誤嚥や窒息が起きることも考えられます。個々に合った座り方を把握し、安全な食事を心がけましょう。

ただ介護食は個々の状態に合わせて対応しなければならず、かなり気を使うのではないでしょうか?

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