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老人ホームで提供される介護食の種類や重要な理由を紹介!

「老人ホームで提供される介護食って何?」老人ホームの利用を検討する際、このような疑問を抱えている方も多いでしょう。

本記事では、老人ホームなどの高齢者施設で提供される食事や介護食の種類を紹介します。介護食の重要性についても解説しているので、参考にしてください。

老人ホームで提供される介護食の種類や重要な理由を紹介!

老人ホームで提供される食事の種類

まずは、老人ホームなどの高齢者施設で提供される食事の種類を解説します。老人ホームでは、主に3種類の食事が提供されています。

普通食

普通食とは、一般の家庭やレストランなどで提供されている食事をさします。健康で嚙む力や飲み込む力が衰えていない人が食べている、バラエティーに富んだ食事です。

食べる力が衰えていない利用者に向けて提供されていますが、こんにゃくやゆで卵などの誤嚥しやすい食品には注意しなければなりません。

治療食

治療食とは、糖尿病や肝臓病などの疾患を抱えている人に向けて作られている食事です。それぞれの利用者に合わせて、アレルギー食や減塩食などが提供されます。

治療食は疾患を抱えている方に向けて提供されますが、治療目的で提供されるわけではありません。

介護食

介護食とは、嚙む力や飲み込む力が弱まった方が気軽に食事を摂れるように作られた食事です。高齢者にとって、誤嚥を防ぐためには食事の形状が重要です。

嚙む力と飲み込む力が衰えてしまっても、介護食であれば素材の味や香りを楽しみながら食事できます。健やかな生活を送るためにも、介護食は非常に重要な役割を果たします。

介護食の種類

高齢者施設では、利用者の嚙む力や飲み込む力に合った食事が提供されています。ここからは、介護食の種類を紹介します。

きざみ食

きざみ食とは、通常の料理を5mm~2cmほどのサイズに細かく刻んだ食事です。利用者の状態によって刻む大きさを調整します。

飲み込む力があるにもかかわらず、嚙む力が弱くなった高齢者に提供されるケースが多いです。口が開けづらい方や歯が悪くてうまく食事をとれない方も、きざみ食であれば食事がとりやすくなります。

もともとの料理の彩りを維持し、見た目や香りも楽しめます。しかし、細かく刻んだ食材が歯に詰まりやすいため、虫歯などに注意しなければなりません。

ソフト食

通常の料理を食べやすいように、なめらかなペースト状にした食事がソフト食です。歯茎や舌で簡単に押しつぶすことができるまで、食材を柔らかく調理しています。

食材の柔らかさはメニューや利用者の食べる力によって異なりますが、嚙む必要のないものがほとんどです。

ソフト食は、それぞれの食材をペースト状にした後、元の食材の形に近づけるように調理されているため、食事の見た目も楽しめます。

ソフト食は食材の形状が保たれているため、箸を使って食事を楽しめますが、調理に時間がかかります。

ミキサー食

食材をミキサーにかけてペースト状にした食事がミキサー食です。嚙む力や飲み込む力が衰えている方に提供されることが多く、手軽に栄養補給できます。

ミキサー食はすべての食材をミキサーにかけて調理されているため、見た目が普通の料理よりも悪くなり、食欲の低下につながります。

また、水分だけで満腹になってしまう可能性があるため、食事回数を増やすなどして栄養管理を徹底しなければなりません。

とろみ食・ゼリー食

料理をペースト状にし、寒天やゼラチンなどでとろみを加え、ゼリーのように柔らかく固めた食事がとろみ食・ゼリー食です。

喉通りも良く、嚙む力や飲み込む力が衰えた高齢者でも安全に飲み込めます。

食べやすい食事にするためには、食べる人の食べる力に合わせて水分量や固さを調整しなければなりません。

介護食が重要な理由

介護食といえば、高齢者の食べやすさを重視して作られていると考える人も多いでしょう。しかし、最近は味や見た目にこだわった介護食が増えています。

ここでは、介護食が重要とされる2つの理由を解説します。

食事を楽しむ

健やかな生活を送るために、日々の食事は重要です。食べる力は生きる力にもつながるため、食事を通して心と身体の健康を維持しなければなりません。

うまく飲み込めないからという理由で食事を楽しめない方も多いでしょう。嚙む力や飲み込む力の衰えによって食事を楽しめない方も、食べやすいように工夫された介護食であれば楽しく食事できます。

栄養を摂取する

嚙む力や飲み込む力が衰えたことで食欲が低下し、栄養不足に陥るケースも少なくありません。高齢者が手軽に栄養を取り入れるために、介護食は非常に重要な役割を果たします。

老人ホームなどの高齢者施設では、管理栄養士によって栄養バランスが取れた介護食が提供されていることが多いです。それぞれの利用者に合わせた形状の介護食が提供されているため、手軽に必要な栄養素を確保し、免疫力を向上させられます。

おわりに

老人ホームで提供される介護食の種類や介護食が重要とされる理由について、詳しく解説しました。

介護食は嚙む力や飲み込む力が衰えてしまった方が、手軽に栄養補給し、食事を楽しむために重要です。

老人ホームを利用する高齢者が誤嚥を起こさないためにも、それぞれの利用者に合わせた食事を提供しなければなりません。

食べる楽しみを感じられなくなった方に、介護食を通して食べる力と生きる力を伝えていきましょう。

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