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お役立ちコラム

高齢者が食べやすい食事とは?栄養や健康に気を付けたレシピも紹介

私たちにとって、食べることは生きるのに必要な栄養を摂る大切なことです。
それは高齢者にとっても同じ。
それ以上の意味を持つといっても過言ではありません。
介護食をいかに「おいしく」食べられるかによって、幸福感の大小にも影響を及ぼします。
しっかり噛んで食事をすることは、認知症の予防など健康寿命の延伸にもつながります。
この記事では、高齢者が食べやすい食事と栄養や健康に気を付けたレシピなどをご紹介していきます。

高齢者が食べやすい食事を作るための予備知識を紹介


高齢者が食べやすい食事を提供することは、栄養を十分に摂取すること、すなわち健康維持に大きな意味を持ちます。
せっかく美味しい食事でも、高齢者にとって食べづらい調理方法で作られたものでは本末転倒です。
加齢による身体の機能低下をしっかり理解し、安全に楽しく食べられる食事を提供しましょう。

加齢に伴い低下する身体の機能とは?


高齢者の身体機能は、加齢に伴い低下する傾向にあります。身体の器官を構成する細胞が老化し、臓器の機能も低下していくのです。
加齢によって「歯が抜ける」「筋肉量の減少」「筋力の低下」などが起き、噛む力や飲み込む力といった食べる機能も弱くなっていきます。
食べる量が少なくなる・栄養が偏るなどの問題に加え、胃腸での消化吸収機能や味覚の衰えにより、食欲不振や低栄養を引き起こすこともあります。
低栄養状態になると、免疫力や認知機能の低下にもつながり、病気にかかりやすくなるため注意しなければなりません。

高齢者が食べやすい食事と食べにくい食事とは?


高齢者が食べやすいと感じる食べ物、食べにくいと感じる食べ物にはそれぞれ共通点があります。

≪高齢者が食べやすい食品≫
・とろみのあるおかゆ状のもの(例)おかゆ、パンがゆ、とろろいも
・ツルンとしたゼリー状、プリン状のもの(例)ゼリー、水ようかん、プリン、卵豆腐、茶わん蒸し
・柔らかいミンチ状のもの(例)柔らかい肉団子、ハンバーグ、つみれ
・口内でまとまりやすいもの(例)バナナ
・とろみのある液状のもの(例)ポタージュ、シチュー、カレー、ピーチネクター
・柔らかい乳化したもの(例)ヨーグルト、飲むヨーグルト、アイスクリーム

≪高齢者が食べにくい食品≫
・繊維が多いもの(例)ごぼう、ふき、たけのこ、セロリ
・硬くて噛みづらい生野菜(例)きゅうり、キャベツ、レタス
・パサパサしたもの(例)パン
・厚みがなく噛みにくいもの(例)ハム、かまぼこ、ステーキ、煎餅
・弾力のあるもの(例)スパゲッティ、ラーメン、こんにゃく
・口内に張り付くもの(例)海苔、ワカメ、きなこ
・口内でまとまりにくいもの(例)お茶、味噌汁、すまし汁、ぞぼろ、チャーハン
・水分や酸味が多くむせやすいもの(例)レモン、酢の物
・液体と固体が混入したもの(例)お茶漬け

高齢者に食事を提供するときは、なるべく食べにくい食品を避けてメニューを考えるようにしましょう。

高齢者が食べやすい食事を作るためのポイントとは?


高齢者が食べやすい食品を選ぶことも大切ですが、調理方法をひと工夫するだけでよりいっそう楽に召し上がってもらえます。

・リンゴやイモ類などの硬い食材はすりおろす。
・食材は一度加熱するだけではなく、2段階を経て提供する。
※茹ででから炒める、焼いてから煮込むなど(圧力鍋を使うと短時間で調理しやすい)。
・繊維が多く噛み切りにくい肉類や魚類は、皮や脂身を取り除き切る、叩くなどする。
・口内でまとまりにくい食材は、片栗粉やゼラチンなどでとろみをつける。
・野菜は隠し包丁を入れてから、時間をかけて火に通し柔らかくする。
・卵やヨーグルト、マヨネーズなどをレシピに加え、とろみをつける。

基本的に、食材はよく加熱し、舌と歯茎でつぶせる程度に煮崩れさせるようにします。
飲み込む力が低い方の場合、片栗粉やとろみ調整食品などでとろみをつけ、誤嚥(ごえん)を防ぐようにしてください。
誤嚥とは食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまうことをいいます。
通常であればむせることで異物を排出することができますが、高齢者の場合は誤嚥性肺炎という深刻な病気の原因になるため要注意です。

高齢者が食べやすい&栄養や健康に気を付けたレシピ


高齢者が食べやすく、栄養や健康に気を使った食事の具体例として、カボチャを使ったポタージュスープのレシピと作り方を紹介します。

≪材料≫
クリームコーン缶(コーンの粒が砕かれた状態の缶詰) 1個
カボチャ 260g
牛乳 300㏄
コンソメ 1個
コショウ 少々

≪作り方≫
1.カボチャを一口サイズに切り、耐熱皿に入れてラップをし、電子レンジで加熱します。(500wで3分が目安)
2.冷めてきたら皮を取り除いてミキサーあるいはフォークを使ってつぶします。
3.鍋にクリームコーン、カボチャ、牛乳、コンソメを入れて、中弱火にしてかき混ぜながら加熱します。
4.味を整えたらコショウをかけて完成です。

ポタージュスープは温かくても冷たくても召し上がってもらえるため、季節問わず提供していただけます。


まとめ


今回ご紹介した高齢者が食べやすい食事、食べにくい食事を理解し、より食べやすくするための工程を踏まえるだけで、誤嚥のリスクを防ぐことができます。
どうしても手間暇がかかりますから、時間や人手にお困りの場合は、企業が提供する調理済み食材の利用を検討してみましょう。

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